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羅生門のharuのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.5
真相は藪の中。

藪の中で男の遺体が発見された。事件に関わる3人の男女の証言は食い違い、何が真実なのかわからない。彼らに一体何が起こったのか。

初黒澤明です。なんだか難しそうなので敬遠してましたが、日本人としてそろそろ挑戦してみようかと!初心者なので、まずは短めな本作を。
タイトルは「羅生門」ですが、内容は同じ芥川の「藪の中」です。(最後の方にチラッと羅生門っぽいエピソードがありました)とある事件に関して3つの証言が成されますが、どれも胡散臭く、3人とも嘘ついてるんじゃないかって話なんですけど、その嘘をつく理由が現代だと命をかけるほどのものではない。(それより死にたくない)しかしそうでなければ、真実を自分に都合が良いように脚色することは誰にでもあるはず。もしかしたら本人たちに嘘をついている意識などなく、記憶自体が改変されちゃってるかもしれない。
原作とは違い、映画では真相が語られますが、このシーンでは三船敏郎より京マチ子に圧倒されてしまいました。やっぱりいつの時代も女は強い。ちょー怖い!
たぶん次見たときのほうがおもしろいと思う気がする。