白いかざぐるま

羅生門の白いかざぐるまのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
4.6
人間は嘘つきだ。自分の都合のいいことばかり言う。
「正しい人間なんているのかい、みんな自分でそう思ってるだけじゃないのかい!?
人間なんてみんな自分勝手だ!
うわぁはははは!!」

人間の醜い本質をこれでもかと、どストレートにえぐってくる。

当事者たちが全然違う話をして、何が本当かわからないというのは、昨今のモリカケ問題やら加計学園問題とかとも繋がる話。
SNSとかネットニュースでも、みんな自分は正しいと思ってるから、自分こそが正義だと気に入らない相手には容赦なく個人攻撃して炎上する。

それでも、私たちは人の心を信じずにはいられない。そう思わないとこの世は地獄だから。
うーむ、これは名作だわ。