Growltiger

羅生門のGrowltigerのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
4.5
芥川龍之介の「藪の中」を映画化し、「羅生門」を足した内容。
原作はどちらも人間の暗い部分を描いているので良い融合に思いました。
原作の「藪の中」では真相は分からず終わるところを一応映画では真相(これも本当かは不明だけれど)が分かるので、そういう解釈もあるのかと楽しめました。
どちらの原作もそんなに長くないので、出来れば両方読んでから自分なりに考察して観るのも面白いと思います。
出来れば映画の先入観を持たずに先に原作を読んだ方がベスト。

映画は最後に少し希望をいれてくれた事で後味もそんなに悪くなく観れます。
芥川龍之介も黒澤明も凄いなぁ