TOT

静かなる情熱 エミリ・ディキンスンのTOTのレビュー・感想・評価

3.2
チクタクチクタク同じ時を刻んだ兄妹、やがて遠くひとりになる私。
家族、シスターフッド、宗教観、南北戦争、淡い恋を交えて描かれる詩人エミリ・ディキンスンの生涯。
周囲との会話の応酬に彼女の知性を見て、あの時代に生きる女性の困難も理解させる。
ただ、20代から50代をシンシア・ニクソンが演じるのは無理があり、カメラワークがバストアップの切り返しが多く、単調で冗長。
後半の発作なんかただ長く映すもんだからホラーになりかけている。
せっかくのディキンスンの物語で、筋立ては悪くなんだけど…。
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