羅生門の作品情報・感想・評価

「羅生門」に投稿された感想・評価

これは

「藪の中」

です。

でもめちゃくちゃ面白いから白黒ムリって人にも是非見てほしい
京マチ子映画祭にて。

芥川龍之介「羅生門」といえば超有名な話だが、黒澤明監督の「羅生門」は、内容のほとんどが「藪の中」だ。

「藪の中」は学生の頃に読んだのだが、忘れてしまった。映画を観ても、こんな内容だったかなぁと結局思い出せない始末で、個人的に恥ずかしい。

さて、内容だが、みんな言ってることがバラバラで、誰が本当のことを言っているのかわからない。そして、みんな自分の正当性を訴えているのだ。

これが人間のエゴってやつだな。さすが芥川。

スクリーンから目が離せないほど集中して観たのは、黒澤明監督のおかげか。

京マチ子のなんともいえないあの姿、またもや天下一品だとおもってしまった。

今までちゃんと観たことがなかった作品を、こうやって観ることができて本当によかった。
京マチ子映画祭。
前売り買ったというのに、明日が最終日。
明日は開幕直前のカープの仕上がり具合を安仁屋宗八気分で神宮球場にチェックしに行くので、本日なんとか滑り込みにて、恥ずかしながら未見の本作を。
本当は有楽町で「有楽町で逢いましょう」が観たかった。

監督:黒澤輝
脚本:橋本忍、黒澤明
撮影:宮川一夫
音楽:早坂文雄
キャスト:京マチ子、三船敏郎、志村喬、千秋実他
完璧なる布陣。

日本では大した評価もされず、ひょんなことからヴェネツィアで金獅子に登り詰め、その後の日本映画および黒澤の世界的評価のきっかけとなったと言う。

京都に羅生門なぞ残ってるわけなく、opから特大サイズのオープンセットと降り止まぬ大雨に度肝を抜かれる。

一方山中では照りつける太陽と滴り落ちる汗が印象的。
眩い光量の中に射す人間の闇が陰影を成す。

躓いたり、すっ転んだり、汗だくで、とてもチャンバラとは言えぬ無様な命のやり取りはアクションとして見事なだけでなく、生きることの本質を見事に捉えており、キン肉マン主題歌のツッコミパートを脳内再生しながら、フムフムとこの群像劇の古典の深奥を眺るのだった。

エンディングの志村喬と千秋実のセリフのやり取りには興ざめしたが、羅生門から雨の上がった道に歩みを進める志村喬の強い眼差しと足取りには戦後日本の近い強い意志が漲る。

京マチ子、三船敏郎の怪演は言うことなし。




2019劇場鑑賞33本目
2019.03.20.(Wed)「京マチ子映画祭」 4K@角川シネマ有楽町
これを見るのは2回目で、三船敏郎を特に贔屓にしているということはないのだけれど、戦後大体10年くらい、この羅生門(藪の中)を選び映像化した目的はなんだったのかしら、というのは調べれば出てくるのかもしれないけれど。舞台は3つしかない。山、検非違使、羅生門。現代の事件でも当事者によって現場の供述が違うということはままあるが、なんつっても死人の代わりにしゃべるイタコまで嘘を言っているかもしれない。唯一本当のことを言っているはずの志村喬も実は悪事を働いており、さあいったいどれが本当の供述なのか…はわからない。そうすると、あの出来事すら本当にあったのかわからなくなるね。客観視といえば簡単だが、果たして自分の生き方すら眺めることができないのに、どうしろというのか。破滅的な羅生門の荒廃ぶりは素晴らしいアイコンだね。
bretheonme

bretheonmeの感想・評価

3.5
京マチ子の目よ
unplugged

unpluggedの感想・評価

3.1
音楽の良さがあんまり分かんなかった
画がめちゃめちゃ綺麗
2019.3.16@角川シネマ有楽町(京マチ子映画祭)
飛鳥

飛鳥の感想・評価

4.0
京マチ子映画祭にて

ボレロっぽい曲が斬新!
やっと観れた名作
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