心の深淵を見る。そんな映画。
たとえば惑星ソラリスなどの、精神世界が物体として現前化するタイプの映画とは様相は異なっているが、
同じように主観や精神世界の深みに触れさせてくれる作品になっていると思…
物語を多方面から描く芥川龍之介っぽい感じが良かった。三船敏郎が男前すぎる。技術的に制約がある中で色んな挑戦してるのが目に見えて分かる。
昔の映画のクオリティの高さ考えたら去年の日本映画の興行成績1…
芥川の『藪の中』と『羅生門』を掛け合わせた作品。「真実は藪の中」の語源になったそう。
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今年の初めに「去年マリエンバードで」を観た後に、監督が芥川の『藪の…
このレビューはネタバレを含みます
「真相は藪の中」なんて言葉がありますが語源はこの作品ですよ!豆知識。
人の話なんて自分に都合よく盛るもんですから目の前の現実を信用するしかないものですよね。だから現実に目の前にいる人の話は信じましょ…
芥川龍之介の短編 『藪の中』と『羅生門』をもとにした黒澤明監督の名作。
日本映画として初めてヴェネツィア国際映画祭グランプリとアカデミー名誉賞を受賞。
墨汁を混ぜた大量の水で豪雨に仕立てたという羅…
このレビューはネタバレを含みます
原作であるとも言える『藪の中』を過去に読んだこともあり、中盤までは少し退屈でした。しかし、後半からの展開にはとても驚かされた。共に人間の嫌な部分を知った杣売りと下人のラストの対比がとても良い。あと京…
>>続きを読むおぼろげな記憶を元に死体から髪の毛を奪う老婆を思い浮かべたが、どうやら違うらしい。僕がこの映画について鑑賞前に知ってることは監督が黒澤明であるということだけらしかった。
白黒映画ですから雨が墨のよ…
配給 角川映画
誰の話を信じればいいのか。
人間見栄のためなら嘘までついてしまう生き物。
自分が惨めな姿には耐えられない。
それぞれ表向きの個性を活かした嘘をついて、自分を良く見せよう見せようと…
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