emily

影と翼/翼と影をのemilyのレビュー・感想・評価

影と翼/翼と影を(2015年製作の映画)
3.7
鳥たちの、暮らし。そこでは翼の大きさでカテゴライズされている。小さな鳥は重石をつけており、大きな羽のもった鳥たちもいる。ある日自分の羽がなくなっていることに気がつくが。。

洞窟の中の青い色彩のに包まれ、鳥たちのエピソードをゆっくりと描写する。一面ブルーに覆われた色彩と水彩画のような柔らかなタッチが幻想的な空間を作りつつ、鳥の羽が作り出す大きな影が覆いかぶさるように不穏な雰囲気を醸し出し、その中で小さなひよこ達の無邪気な姿が良い温度を保つ。

相手を思う気持ち、助け合いの気持ちが1+1=2以上のパワーを生み出し、やがて閉鎖空間から未来へ飛び立って行く。どんな場所でも闇はあり、どんな場所でも自由はある。要はそれに気がつき見方を変えることだ。自分は不幸だと思ってる間は幸せは掴めない。どんな環境でも自分を信じ、守りたい人がいるなら、それは強さに繋がって行く。
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