ten

オン・ザ・ミルキー・ロードのtenのレビュー・感想・評価

3.8
人間的な破壊と愚行のモチーフ、戦争という要素で人間の愚かしさを描写し、それが美しい自然を引き立てる。しかしどうしてこうも憎い、人間の愛すべき点も発見してしまうのは、これが愛の、祈りのアレゴリーだという証明だからだ。所々で宗教的な要素が垣間見える。蛇が悪魔で鳥が天使だろうか。両者を愛する者だけが自然の慈悲深さを知る、ならば世界中に慈しみのミルキーロードを。そこに人間と自然の共存があるのであれば。
ten

ten