このレビューはネタバレを含みます
予告を見て、色々なクストリッツァ要素が盛り込まれてるのでワクワクして鑑賞。
戦争シーンが思った以上に激しく作っていてまず度肝を抜かれる。
また謎のテンションの家族やガチョウの群れや動物などお決まりの面子が出て来てクストリッツァワールドに引き込まれた。
ユーゴ内戦は不勉強ながらあまり知らないが偽情報が錯綜するような戦争だったのか?
また少し今回のヒロインが主人公に惹かれるのが強引な気がした。
寓話や話の持って行き方は少々強引だが
全てはラストカットに集約されていた。
ここまで洗練されたラストカットはゴットファーザー2以来だと思う。
あれだけでも見るべき。
クストリッツァはやっぱり凄い。
全てを最後にかっさらって行く能力は
今まで見た映画でもトップクラスだ。