まりん

オン・ザ・ミルキー・ロードのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Emir Kusturicaの作り出す世界は全く読めない。
どのキャラも想像の上を行く個性を持つし、良心とか、常識とかに捕らわれていたら置いて行かれる。
人間を噛む大時計や、毎日鏡に向かって飛びながら卵を産む鶏にも驚かない。
変わり者のコスタを笑う人の方が馬鹿にされる温かさ。
だけど容赦しない展開。
笑えるけど、笑っている次の瞬間には、もう開いた口が塞がらなくなる。
まったく飽きないのです。
そして今回も、ウンザウンザを踊るのね。

作中に織り込まれた寓話をもっと知っていたらもっと楽しいのだろうと思います。

そう言えば、アンダーグラウンドでバックドロップシンデレラのペリー来航渉さんと一緒にのトークイベントをして下さった方がこの作中にもそう言う物が含まれているのか‥と気にされていたけれど、コレを先に見ていたのだろうか‥?
そうだとしたらあの疑問はもっともね。

川を流れる花嫁・・が好きみたい。
まりん

まりん