miyu

オン・ザ・ミルキー・ロードのmiyuのレビュー・感想・評価

3.8
エミール クストリッツァは、『黒猫白猫』があまりにも苦手で、チョット ワタシの中じゃ この監督、自分に合わないんじゃないの…的なイメージを持っていました。。。

ジプシー的な要素と、ワタシにはよくわからない笑いの要素が苦手意識を強くしていて、この映画の予告編を見た時も、その要素が全面に出ていた為、ダメかも…
って思っていたんですが、地元の映画館で、本日、やっと公開された為、見に行きました。。。

いや、予想外に面白かったです!
動物を無駄に撮るカットも悪くないし(赤い液体に飛び込む白いアヒルの団体や妙にヒト懐こい猛禽類の隼、毒がありそうなヘビ、鏡に向かってジャンプする鶏、ヒトの手からエサを貰う巨体の熊、群れになる羊…など、など)
また、歌は日本の演歌みたいな感じで…
演歌好きな訳じゃないけど、情感ありました…
音楽も、相変わらず独特な感じで…
ジプシー要素もあり、それが決して、嫌な感じじゃなく、受け入れやすい映画でした🎬

ただ、ワタシにこの映画をすすめていた友達は、号泣した…
って言ってましたが…
それは、残念ながらなかった…
あまり、ラブ的な要素にワタシは、感情移入することは、ないからかもしれない…
石を積むところは、泣く場面なのかもしれないけれど…

戦争表現も一種独特で、戦争している横でも生活があり、悲惨な戦争を悲惨に表現していない。。。
普通の映画なら、村を丸焼きなんて事は、見るに耐えないほど悲惨なはずなのに、何故かこの映画は寓話的な感覚で見れるから、メンタル的にキツさを感じなかった…

表現が、柔らかいんです。。。

初っ端の時計に噛み付かれる…っていうのも、摩訶不思議な世界観。。。

最初から、最後まで 面白く見れた映画で、アングラも見てみようかな〜〜って思ったりしたワタシです。。。

モニカ ベルッチを相手役に選んだのは、彼の好みなのかしら…
監督して、自分が主演する特典かしら…