せんだ

オン・ザ・ミルキー・ロードのせんだのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ハヤブサと蛇を味方にして信頼関係があったりそういうとこは面白いし、なんとなーくだけど、映画エルトポなりまぼろしの市街戦だったり絵画オフィーリアを感じたりオマージュなのかなぁと感じながらニコニコ観た。

ただ理由づけにすぎないようなラストの展開に疑問が浮かぶ。
牛乳運びが垂らすミルキーロードと思いきや石で出来た道をミルキーロードと見立てたり、エンドロールの文字組みの白い道はたしかに素晴らしいのだけれど、でもつまるところ全て理由づけに必要だったから用意した感じが否めなかった。
地雷で死ぬ人がいないように石を敷き詰める←彼女の死は地雷によるものだった←地雷に突っ込まなければいけない状況だった。みたいな。後から後からつけて行くかんじが少なくともしてしまったのが残念。
たしかに羊の習性を利用した作りなんだろうけども。うーん。
羊の誕生と羊の死もなんらかあるんだろうな…。
後半を魅せたいのであれば前半のくだりはなんだったんだろうと思ったりもしたし、全てを失っても足る女なのだろうか?とも思う。

ハヤブサが死ななくて本当に良かった。
これに尽きる。

展開の流れは無理あるなとは思うけど、締め方だったりメッセージ性とタイトルの結びつきは個人的に好きな感じなのでこの評価。カルト映画よく動物が死ぬ。

いや、でも、魚の網に突っ込んで行くのあまりにもアホすぎないか


監督の作品が好きなツレと行ったけど、セルフオマージュもあったようで。そういう作りはすきだよね。
せんだ

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