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オン・ザ・ミルキー・ロードのQvQのレビュー・感想・評価

3.7
クストリッツァ映画は好き。音楽もいいし、いっぱい出てくる動物がいつも性格や意思を持ってて生き生きしてるし、戦争が常に付いて回ってるのも監督の経験値からすれば重きが置かれるのもそうだろうと思う。クストリッツァ監督は生きること死ぬこと、そして一番大事なのは愛、それに尽きるということを常に語ろうとしているんだろうと私は思っている。

けど、何だろう?何故かこの作品は大きく気持ちが動かなかった。私は「ライフイズミラクル」の方が好きなんだよなあ…。もっと言えば「ウエディングベルを鳴らせ」もこれより上。
自分の中で新鮮さがなくなってきちゃったってだけなんだろうか?それともクストリッツァ監督のもっと違った視点の映画が観たかったってことなんだろうか?

世界は動いていて、もちろん不変のものも語り継がなきゃいけないこともたくさんあるとは思うんだけど、好きなクリエイターには常に今を感じつつ、それが投影された映画を観せて欲しいとか思うのはこの作品観た感想としては当たってないのだろうか?

作品として単体だったらもうちょっと評価あげていいのかなっていう気もします。グッとくるセリフも何個かあったし。
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