ダウンセット

オン・ザ・ミルキー・ロードのダウンセットのレビュー・感想・評価

4.2
『黒猫・白猫』は僕の中でオール・タイム・ベストに入る作品。

本作は『アンダー・グラウンド』を基調としつつ、クストリッツァ節が文字通り炸裂している。
小道具(動物・バルカン音楽)の使い方はおはこ芸の域。画面から生きる力が溢れ出している。同時に死の匂いも同系列で語られる。全てが動く。同時に止まっている。時計が壊れ、ちぎれた耳は元通りなる。
前半パートが凄すぎ。乱舞するスロボダ・ミチャロビッチ嬢に全てを持っていかれたっきり、ラストはややアート臭強めで尻窄み感は否めず。嫌いではないけど。綺麗にまとめてきたな〜と、ある意味期待を裏切られた。

鑑賞後の高揚感が只事ではない。
劇場で観たかった。