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オン・ザ・ミルキー・ロードのnmoonのレビュー・感想・評価

4.5
戦時中のある街では、銃弾が流れる中、人々の暮らしは続いている。
ミルク運びの主人公はいつものようにロバにまたがり、今日もミルクを運ぶ。

停戦の知らせを聞いた村人達は喜び歌い踊る。

冒頭から流れる軽快な音楽やおとぎ話の様な色彩、
所々に登場する不思議な動物達。

寓話を作品の中に取り入れていると冒頭で紹介があるのですが、それとエミール クストリッツァ監督の創り出す独特の世界観が混ざり何処か現実離れしたような不思議な感覚にさせられます。
それにより戦争という悲しい出来事とのコントラストがはっきりと描かれているように感じます。
反戦を願う監督のユーモア溢れる素晴らしい作品でした。
監督の世界観が大好き。
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