ピンフまんがん

オン・ザ・ミルキー・ロードのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

3.8
この映画は前半と後半はやや雰囲気が異なります。前半は三角関係や住民達の素顔でジュゼッペ・トルナトーレみたいな世界、でも後半は一転して逃走劇になりロベール・ブレッソン風の世界観になります。でもこれはれっきとした反戦映画の一つで、旧ユーゴの映画は昔から独特の雰囲気があり、日本だとイマイチ理解できない演出もあるかもしれませんが、終始美しかったですねぇ~。ラストはあ~これがパルム・ドールを2回制している人のセンスなんだな~と頷くばかり。
で、正直言うとこの作品の主役は紛れもなく「動物たち」に尽きると思います。いろんな動物たちが出てきますがそれぞれみんないい〝演技〟を披露してくれています。動物たちが元気に暮らしている世界と人間が彩る戦争社会を対比させたかったのでしょうか。