オン・ザ・ミルキー・ロードの作品情報・感想・評価・動画配信 - 3ページ目

「オン・ザ・ミルキー・ロード」に投稿された感想・評価

れい

れいの感想・評価

3.3

これどこで撮影したんだろう
ってくらいナイスなロケ地🙆‍♀️
🐏🐑🐏🐑オーマイガーな羊達😂
Roca

Rocaの感想・評価

4.2
紛争の続く中で出会った二人の逃亡劇。
真剣に逃げる姿、執拗に追う者たち、彼らを囲む雄大な自然。終盤の主人公、その15年後の光景に涙が溢れた。
3つの実話に基づき、多くの寓話を織り込んだ物語。
開明獣

開明獣の感想・評価

5.0
同胞が贄となった血を自ら浴びて跳ね狂う家鴨、ミルクに舌なめずりする毒蛇、音楽に合わせて巧みに踊るハヤブサ、鏡に映る己の姿に驚き卵を産む雌鶏、動物たちの奇妙奇天烈な振る舞いに囲まれて、主人公コスタは雨霰と降る弾丸をかいくぐって驢馬を疾駆させミルクを配達する。やがて戦争は停戦となり、シンコペートの効いたロマのフォークロアにのって、人々は狂喜し踊り明かす。だが、平和は束の間のものだった。理不尽な多国籍軍の攻撃が始まり、村人は酷くも虐殺されていく。辛くも難を逃れたコスタは、同じく難を逃れた花嫁役のモニカ・ベルッチ(劇中では、彼女に名はない)とあてどもない逃避行に旅立つ。

冒頭からエミール・クストリッツァが紡ぎ出す不思議な世界に没頭してしまう。ボスニア近辺の民族紛争は複雑で根が深く、我々日本人には理解するのは困難だ。近年では、カナダ人の作家、スティーブン・ギャロウェイの著書、「サラエボのチェリスト」で取り上げられ、米国人作家、「ガープの世界」、「ホテル・ニューハンプシャー」で著名なジョン・アーヴィングは、その初期の作品「158ポンドの結婚」の中で、一部その民族紛争の凄惨な有様を扱っている。アーヴィングや、その師匠のカート・ヴォネガットも、奇想と笑いの中に悲劇を織り込む達人だった。この作品にもそれに近いものを感じてしまう。喜劇と悲劇はまさに隣り合わせで、我々の綾なす人生を形作っているのだと。笑いと哀しみに関して、ヴォネガットはこう言っている。

「人間はどうしようもなく哀しい時は、実は笑いしか出てこないものなんだよ」

まさしく至言であろう。

クストリッツァ節全開のこの作品は、誤解されやすいが、いわゆる奇想を誇るようなポストモダン的なメタフィクションではない。悼ましい戦争が残す傷跡への深く、激しく、だが静かな怒りに鎮魂の歌を聴いた。戦争という絶対悪への諦めと憎しみなのか、それとも絶対悪をやめない人間への憤りと哀しみなのか。

最後のシーンが我々に問うものは何か。遠くから祈りの声が聞こえてくるようだった。
Scriabin

Scriabinの感想・評価

5.0
ジャケ写に惑わされて思いっきり遊園地な映画かと思いきやすごいダークでした。アンダーグラウンドの時の圧倒的物量、えも言われぬ笑いのセンス、世界を虜にしたジプシー音楽は鳴りを潜め、涙と感動の反戦映画になっていました。アンジェリカの微笑みにも似た空中浮遊のシーンをはじめとして、映像技術によって作られたきれいでかわいい世界観がありました。不条理な現実を笑い飛ばすことはもうない。幸せな天国を夢見させることもない。そこにはただただ「生」があるだけ。崩壊後のユーゴスラビアがくぐりぬけてきた戦火の激しさがそこに表れていました。アンダーグラウンドから20年、色んなことが変わっても、監督の生命への愛は変わってないんだろうなと思います。
moe

moeの感想・評価

-
喜劇っぽいと思いきや、残虐な描写や鋭い風刺があったりと、とても寓話的な作品。コロコロとテイストが変わるのが個人的に新鮮で面白かったな...

多くの場面で残酷な描写の中に美しさがあったり、美しい描写の中に残酷さが潜んでいたりしたのが印象的だった。残酷さに美(美に残酷さ)を見い出した監督の後ろめたさがどことなく感じられたような気もした。
鳥、空、愛の物語が好きな生きなおしたいイタリアーナ役モニカ・ベルッチが抜群。動物たちも演技がすごいー。主人公(監督なのか!)の元フィアンセ、ユーゴの新体操の女王さんいかれててユニーク、この人もきれい。いつ男と女の話をするの?って跳ぶところで戦争が終わったらねーって思ったのにね。みんなが待ち望んだ和平のあとの、あら、別の愛の逃避行のお話になってそこからはもう一本映画を観たような感覚で疾走しました。あなたなしの人生は意味がない、真実に苦労はつきもの。コミカルな音楽とカラフルな映像で面白く見れた戦争映画&ファンタジー。
セルビアのエミール・クストリッツァ監督作品はジョニー・デップの『アリゾナドリーム』を見ていたことを再認識。
エミール・クストリッツァ監督主演作品

隣国と戦闘中のとある国
前線にいる兵士達にロバに乗ってミルクを届ける男コスタ
ミルク売りの母と娘ミレナに雇われている

兄ジャガが戦地から戻ると花嫁をもらうことになっておりコスタに想いをよせるミレナは兄と合同で結婚式を執り行いたいと思っていた

戦争が終結ジャガも戻り花嫁との結婚式の準備に入っていたが花嫁は追われている身であった。。


戦争地を舞台に恋の逃避行を描く物語

花嫁「真実を言いに来たの。。」
コスタ「言わないほうが。。真実で苦労してきた。。」
しびれるセリフ😁

画面に動物やら色々登場して非常に情報量の多い映画
世界観が凄いなぁ☺️

後半の展開もどうなるかとハラハラ
凄いところに着地して終わります☺️
林檎

林檎の感想・評価

4.0
え、主人公クストリックァさん本人なの!?知らずに見ていた・・
『黒猫・白猫』と似たシーン、似たモチーフ満載。とにかく同時進行でこっちもそっちもパニックで悲劇的状況。
アヒルたちが血のお風呂にダイブするオープニングから、嫌な予感がする。

とても重く辛い内容でありながら、明るさとユーモアが垣間見え、映像の美しさが溢れていて目が離せない。池とボロ屋と青空が映るシーンや、ウェディングドレスが泳ぐシーンがすごく好きだった。

アニメのように元気でコミカルな動きをする、主人公へ激しく求婚する女に圧倒されていると、次は戦争の辛さに呆然とする。
使命を全うしようとする兵士たちも、愛する人々を守り自身が生き抜く為に必死なんだろう。一人一人が必死になって争う。
そして多くの人、動物や自然が犠牲となる。

平和ボケ真っ只中の私には、不衛生さと理不尽な死にショックが大きい。羊・・。
戦争の最中。
ミルク配達員の主人公の男。
動物たちがいて、音楽がある長閑な日常。
他人の婚約者の美しい女性との出会い。
彼女との逃避行。
…戦争中であっても、自然があり、音楽があり、そして恋愛がある。
人間には元来、誰かを愛したいという想いがあることを、対比する戦争をベースにゆるく描いた作品のように感じた。
megさん

megさんの感想・評価

2.3
ヘビが大の苦手で吐きそうだった。アヒルも羊もヤギもロバも人に優しいのに、あんなにバッカンバッカンにして、ほんとに吐きそうだった。

全然魅力的でない小汚いおっさんがなぜもてるのか? あの美人はなぜあんなにタフなのか? 
時計は何? 機器が整った病院は何? もう何なの?

山や風や水は芸術的に美しい。ラストは感動的ですらある。

こういうのをなんていうのか、あらゆるものが全てずれていて独特。 大変な作品でした。 疲れた。