オン・ザ・ミルキー・ロードの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「オン・ザ・ミルキー・ロード」に投稿された感想・評価

AyuAyu15

AyuAyu15の感想・評価

4.0
クストリッツァ監督のものは『ジプシーのとき』も観たけれど、この作品もユーゴスラビアとかセルビアとかあの辺の国、民族の物哀しいような妙に明るいような独特の叙情的な雰囲気があって、それが神話のような寓話のようなファンタジックな物語として出来上がっていてとても素晴らしい。
ちょっとホドロフスキーっぽくもあるのかな。
ストーリー、映像も素晴らしいけれどやっぱり音楽がいいなぁ〜。
『アンダーグラウンド』も観なきゃ!
一年前に早稲田松竹でミター。
宴会のどんちゃん騒ぎの曲がYouTubeにあがってるので、今でも時々そのシーンを見ます。低い声のおじさんコーラスが好き。

ヒロインのモニカベルッチ(52歳)の年齢不詳な美しさ。
インド映画で見慣れた、ヒーローは長年スターとして君臨するベテラン俳優、ヒロインは若手美女という構図の逆をいくのかな。俳優は変わらず、女優は入れ替わり立ち替わりなところに、少しの寂しさと同じ女としてシンパシーを感じている私。
それに対してこの映画では、女の価値は美しく若いことといった、老いに対するコンプレックスがどうでも良くなるような気がしました。保存状態がいいんじゃなくて、自然な年齢不詳なの…何歳なのか分からない女優を見ていたいと思う。イザベルアジャーニも然り…

戦場に暮らすのが日常で明日をも知れぬ中、希望を見出だしたり、その希望が爆撃と一緒にふっ飛んだりする話です。あと、いろんな動物がうごめいている。
クストリッツァ監督の作品を見ると、意味の分からないシーンではこのオサレ映画が!と内心反発しながら、最後まで観て結局のところ楽しくなってしまうから好きです。
Aya

Ayaの感想・評価

3.9
戦争の混乱の中で出会い恋に落ちた男と女のおはなし🐏
なんじゃそりゃと思うようなシュールな世界観に最初は戸惑ったが慣れてくると面白い
人間がもたらす暴力の末路、内戦の不条理さ、命の尊さ
ラストシーンは鳥肌×涙
エンドクレジットの音楽も凄く良い
マスン

マスンの感想・評価

3.3
不思議な感覚に入り込んでしまう映画だった。
いろいろな家畜が出て来る。
ブタ、ガチョウ、ロバ、ヘビ
ヘビとの接触が驚き。

戦争勃発、逃亡する二人。
執拗に追いかけて来る三人の兵士。

太鼓のリズムが残る。
CYALARA

CYALARAの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます


ひ、羊ーーーー!!!!
羊は許したってえ!!!!
ひたすら禿鷹がかわいい

自然豊かな美しい風景と
戦争、殺戮とのギャップすごい

完全にパケ借りしたから
頭ついてこない

美しくて悲しくて最高…
アノン

アノンの感想・評価

2.8
間違った先入観のせいで全くハマらなかった!
なんかの雑誌で"お洒落なミュージカル映画"とかほざいてたから、此方人等かわいい雰囲気の幸せラブストーリーかと思ってたやんか!

いざ観てみると血や地雷、戦争や死などの惨いシーン。その中で描かれる男女二人の愛の物語。

戦時中の辛い時代背景だけど、終始穏やかな町と音楽。爆発してる最中に肩に"相棒"を乗せて卵を食べてるコスタが印象的だった。

動物達と幸せに暮らすあんな長閑な田舎町に銃は似つかわしくない。鏡の中の自分に向かって挑もうとするニワトリが可愛くて仕方なかった。

コスタと花嫁の逃避行が切なくも素敵だった。

多分いつもだったら最後号泣してるだろうけど、想像していたものとギャップがあり過ぎて全然感動できなかった。あぁショック!

事前の要らぬ情報のせいで作品を楽しめなくなるから間違った宣伝はやめてくれ!
ついにエミール・クストリッツァの達した場所か。博愛主義、博愛主義!
創世記、そしてチャプリンから寺山修司まで。これがクストリッツァの、いや人間の歴史すべてが集大した姿。詩であり歌である、オン・ザ・ミルキーロード。
人間の生と死、愛と夢、結婚とそして……。これまでクストリッツァが過剰なまでに描き訴えてきたそれらが仮面を外してしまったような境地で最後に行われる、のは、葬式ではなく、哀悼であった。生の数だけ、営みの数だけ、一つずつ積み広げていく悼みの愛。心だけが残ること。カメラを止めるな、結婚式を止めるな。世界が終ろうとも愛し、悼み続けよう。
ピナコ

ピナコの感想・評価

4.5
フォローワーさん達のレビューで何故かどーしても心に引っ掛かる映画
観たかった。


泣ける😭
そういう映画だったのね…。
最後まで涙無くして観ていれなかった。

"君が死んだら誰が彼女を思い出すんだ?"


何故こんな牧歌的な村でも戦争はあるのか?

監督の出身地
ボツニアヘルツェコビナ
戦争、内戦の絶えない所である。
民族間、宗教間そしてナチス。

のどかに生きていた人達
動物も含め自然と共に生きていた人達。
何故戦争はあるのでしょう?
何故争いはあるのでしょう?
村は無残に焼かれ人も焼かれ地獄の様です。


この優しい音楽家の彼でさえ
生きる為に人を殺さなくてはならない。
同じなのである。
あまりに愚かである。

逃げ切れない争い
終わらない争い
死ぬしかないのか?

この映画から
"民族浄化"という言葉にたどり着いた。
私には難しい内容だが
知ったことは良かったと思う。

動物が可哀想である。
一番の被害者である。
身勝手な人間の為に。

誰だって幸せで生きていきたいはずなのに。


💬💬💬💬💬
この監督の映画は初めてである。有名みたいだが全く知らなかった。失礼しました。
filmarksとフォローワーさんに感謝。
この映画は監督自身が演じている。
細かな気持ちを表すには自分で演じるべきだと思ったのだろう。

モニカ・ベルッチ
年齢を経て色気と哀愁を持ち合わせたいい女優さんです。

動物は愛情を忘れません。

このレビューはネタバレを含みます

ラストを見せる時間が計算ずみなんだろう
観賞側が頭の中で勝手に回想することをよまれてる?
泣けないわ〜と思ってたのにホロッと…

動物は生きる為に知恵をもち他のものを殺(食)す
人もそうだった
人間の欲がそこから外れた原因だと冒頭で突き付けられた気がした

『鏡の前でジャンプを繰り返す鶏』は美欲で自分の産む🥚にすら無関心な様子もメタファーなのか?とも思える

戦争はなぜ起こるか
終わらないのか
終わる時はいつか
を歌ってるところ👍

残酷でグロいしナンセンスな部分もあったりで、コメディドラマとうたっているがそうは感じなかった
にく

にくの感想・評価

4.5
E・クストリッツァ『オン・ザ・ミルキー・ロード』(16)。動物の「運動」を契機に繋がれるショット、その中に紛れ込む人という/機械という動物のショット。いや戦争そのものが牛乳を飲んで息衝く動物なのか。擬人化というよりは存在の(運)動物化。クストリッツァとロバの一心同体ぶりを堪能すべし。