オン・ザ・ミルキー・ロードの作品情報・感想・評価 - 59ページ目

オン・ザ・ミルキー・ロード2016年製作の映画)

On the Milky Road

上映日:2017年09月15日

製作国:

上映時間:125分

3.7

あらすじ

物語の舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタ(エミール・クストリッツァ)は、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ザガ(プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ)の花嫁になるために現れた謎の美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去…

物語の舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタ(エミール・クストリッツァ)は、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ザガ(プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ)の花嫁になるために現れた謎の美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去によって、村は襲われてしまい、2人の逃避行がはじまります。

「オン・ザ・ミルキー・ロード」に投稿された感想・評価

BaYaShi

BaYaShiの感想・評価

4.0
前半部分はかなり好みの映画。
大自然の映像がすごく美しく引き込まれた!

このレビューはネタバレを含みます

クストリッツァはギャグのピタゴラススイッチだけど、お馴染みの悲喜劇かと思いきや悲劇要素が強かった。特に後半の逃亡劇のせいでシリアスで冗長に感じた。ライフイズミラクルみたいな、アナログでほっこりする映画を期待してたら大スペクタルでCG多用、本当にクストリッツァの映画か!?!?と疑わずにはいられなかった。


クストリッツァはボスニア人でありながらユーゴノスタルジストでセルビア在住なので、映画の中に戦争の被害者意識は全く込められてないように感じた。そもそも登場人物はセルビア人だし。<愛を貫く>という壮大なテーマの舞台をタフな戦場に設定しただけ。敵もはっきりと固有名詞で登場してないところがハーケンクロイツ一つと現れないダンケルクに似てる。変なところで悲しみや余計な(政治的な?)感情を煽られることなく、そこが見てて気持ちよかった。


最後地雷を埋める石が乳白色だったのが感動。ミルキー。死んだイタリア人女とロバがラストでちょろっと登場するのがアンダーグラウンドぽくてよかった。
yukiko

yukikoの感想・評価

3.0
何なんだろう?と思っているうちに入り込んでしまった。
色々言いたいことが詰まっていそうな戦争と愛と平和の映画。
健一

健一の感想・評価

4.0
クストリッツァの98年の作品「黒猫 白猫」で身体中に付いたウ○コを生きたアヒルで拭くという衝撃的なシーンがあったが今回も動物愛護団体が怒りそうなシーンが満載。でもう滅茶苦茶!なのに面白い。このパワー、映像美。クストリッツァ節健在‼︎
観れば観るほど味が出そうな作品。
動物愛護団体が黙ってないかも…
『ぼくは変わってしまった』。
って。なんだかとても切なくて、、。

目をつむっていたことも、つむったままでいられなくなってきて、音楽とお酒だけぢゃあ気もまぎれない。

日常に奇跡をみつけると、だからそれを永遠に信じたくなる。

On the Milky Road。旅の途中。。
流した涙もきっと、道 の欠片になってゆく。。
アメブロを更新しました。 『「オン・ザ・ミルキー・ロード」可愛い動物に囲まれて幸せに暮らせたら良かったのに・・・。』https://twitter.com/yukigame/status/912001002278068225
karaf

karafの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予告を見て、色々なクストリッツァ要素が盛り込まれてるのでワクワクして鑑賞。

戦争シーンが思った以上に激しく作っていてまず度肝を抜かれる。

また謎のテンションの家族やガチョウの群れや動物などお決まりの面子が出て来てクストリッツァワールドに引き込まれた。

ユーゴ内戦は不勉強ながらあまり知らないが偽情報が錯綜するような戦争だったのか?

また少し今回のヒロインが主人公に惹かれるのが強引な気がした。

寓話や話の持って行き方は少々強引だが
全てはラストカットに集約されていた。

ここまで洗練されたラストカットはゴットファーザー2以来だと思う。

あれだけでも見るべき。

クストリッツァはやっぱり凄い。

全てを最後にかっさらって行く能力は
今まで見た映画でもトップクラスだ。
Keny

Kenyの感想・評価

4.3
コメディとカタストロフィを共に奏でるのがなんとうまいことかね。
繰り返さるる争いごとの種火をこき下ろしつつもそこにエデンの園への道を見せる。軽さと重さの二重奏。天才め。
そして何より音楽よ、音楽。たまらんぞバルカンミュージック!情熱!
mito

mitoの感想・評価

4.0
エミール・クストリッツァ、久し振りの新作。
戦時中の戦線付近に佇む村。
そこに住む主人公コスタ。彼はヤギの乳を兵士に配る事を日課にしている。

そこに現れる二人の女性。
彼女達との出会い、そして情勢が彼の人生を大きく動かす事となる。

話の流れは同監督の「アンダーグラウンド」に似ている。
前半はクストリッツァ特有の動物芸やベテランだから許されるトンデモ演出等で笑いが絶えない。
しかし話が進むにつれ、徐々に展開が重くなり、ラストは社会的な風刺要素も交え、しっかりと人間模様を完結させる。
やっぱりクストリッツァ監督、流石と言わざる得ない。

主人公のシルエットや終盤の流れから、何となくエル・トポを連想したりもした。