オン・ザ・ミルキー・ロードの作品情報・感想・評価 - 59ページ目

オン・ザ・ミルキー・ロード2016年製作の映画)

On the Milky Road

上映日:2017年09月15日

製作国:

上映時間:125分

3.8

あらすじ

物語の舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタ(エミール・クストリッツァ)は、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ザガ(プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ)の花嫁になるために現れた謎の美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去…

物語の舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタ(エミール・クストリッツァ)は、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ザガ(プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ)の花嫁になるために現れた謎の美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去によって、村は襲われてしまい、2人の逃避行がはじまります。

「オン・ザ・ミルキー・ロード」に投稿された感想・評価

EriAdachi

EriAdachiの感想・評価

4.4
20年前のアンダーグラウンドと同じクオリティで描けるエミールクストリッツァの作品は晩年になってもきっとファンを喜ばせてくれるんだろうなと感銘を受けた
yusukehino

yusukehinoの感想・評価

4.0
テーマ(戦争/音楽/動物)はそのままにCGを取り入れたことで、より壮大なスケールの物語が描かれていた。主演の監督はカッコつけでキュート。今夜はよく眠れそう
kyo

kyoの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

夜の映画館。最後列のシートのうえで、ぼくは戦火の炎につつまれていた。

ずどーん、ずどーん、ずどどど。耳をつんざくような音に起こされて、心臓がどくんと波うつ。からだがじっとりと汗ばんでくるのがわかった。音には匂いがあり、怒りがあり、なげきがあり、ふるえがあった。戦地の底のほうではずっと「ずん、ずん、ずん」と音楽が鳴りひびいていて、だれかが武器をもったそのときに、べつのだれかはきれいな楽器を手にしていたのかもしれない。爆音と銃声がドラムのように耳もとではねる。空はよく晴れていた。ところで、いったいいつになったらせんそうは終わるのだろう。ずどどど、ずどどど。

     *     *     *

神の子どもたちはとびこみ、うたい、わななき、おどる。道はぬれていた。蛇がミルクをごくごくとおいしそう。ごくごく、ごくごく、ずどどど、ずどどど。まるで映画そのものがひとつの大きな楽器で、映画それじたいが自由なジャムのようだ。音はしなり、うねり、はじけ、ふくらみ、やがてくるくるとまわりだす。大空を舞うハヤブサはすべてをみていたようで、彼はぼくのこころにそっと話しかける。「なんだかまるで、ひげきときげきがけんかをしているようだったね」

いっぽうがうえになり、片方がしたになり、笑顔がうかんだり、涙がこぼれたり。それがときどきいれかわったり、また元にもどったり。そう、このものがたりは、ほんとうのかなしみを知っているひとだけが描くことのできる、愛の寓話にほかならない。その愛のなかを、ぼくもいっしょになってもぐる、もぐる、もぐる。ゆっくりと、もぐってゆく。こぽ、こぽ、こぽ。しずんで、とけて、水のなか、ふたたびおもう。「ああ、いったいいつになったらせんそうは終わるのだろう?」

「蛇がたすけてくれたんだよ」、そう話したところでだれも信じてくれないだろう。「羊が犠牲になったのさ。身がわりになってくれたのかもしれない。人間のかわりにね」。うえでは空想がころころ、底ではこころがうろうろ。そのつなぎ目で爆音がごろごろ。ずどーん、ずどーん。すきまから、兵士が追いかけてくる。ずどどど、ずどどど。

     *     *     *

愛は、決まりごとがない。クストリッツァ監督はうつくしい空想、音楽をもちいて「No」をさけんだ。だれかはそっと「Yes」と返した。ポケットのなかにちぎれた耳、しろい蝶、そして希望をつめて。

作り手のこころには、いまもずっと、紛らわしようのないさみしさがぴったりとはりついているのかもしれない。「いろんなことが変わった」。そう、まえとはちがう。だが、そのうちきっと、悲劇も笑うだろう。愛、自由、希望。じっと耳をそばだてて、その音をきく。さずかった命で、あずかった人生で、ぼくはこれからなにをしよう。
jijiko

jijikoの感想・評価

3.6
なんとも不思議

残酷な場面、逃避行、見るも無残なシーンととてつもなく美しい風景。

寓話と実話と入り乱れて

気持ち悪かったり、怖かったり、滑稽だったり。。

それでも、嫌な感じがない。。

と、まあ
感想にもなってないかも^_^
待ちに待った最新作。

予告の印象とはちょっと違ったけど、
相変わらず賑やかで面白かった。

逃避行ていう点では、少し『ライフ・イズ・ミラクル』に似てるのかな。

ミキ・マノイロヴィッチの変てこ
ダンスはもっと見ていたかったなー
みどり

みどりの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

滝からスローモーションで落ちるところなんだあれ

川を泳ぐウェディングドレス

石を並べて羊の群れに2人で隠れてたときみたいにしたかったのかなとか

相変わらずとっ散らかりすぎて、着地が見えないまま進んでいくところがめちゃすき
クストリッツァを映画館で見れてしあわせ
ai

aiの感想・評価

3.5
エミール・クストリッツァの映画を観るのは初めて。ツィンバロムの演奏も上手いんですね。音楽の使い方がちょっとインド映画っぽい。動物がたくさん出てきて主人公を助けるところがいかにもおとぎ話。不思議な映画だった。ラスト、瓦礫の使い道に感心した。
クストリッツァ満載!!
冒頭から最高!

(短編読んだ後に鑑賞。短編も読んだ方がいいよ)
にしで

にしでの感想・評価

3.4
クライマックス、シリアスなシーンなのにめちゃくちゃ笑っちゃった、、。あんな演出どうやったら思いつくんだ、、。
kametake

kametakeの感想・評価

2.0
永い年月を掛けて地雷源を石で埋める男の哀しきラブストーリー。ただし、荒唐無稽なD級トンデモ映画。感想はオンナって怖い、人生を縛られるってことかな。