オン・ザ・ミルキー・ロードの作品情報・感想・評価 - 61ページ目

オン・ザ・ミルキー・ロード2016年製作の映画)

On the Milky Road

上映日:2017年09月15日

製作国:

上映時間:125分

3.7

あらすじ

物語の舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタ(エミール・クストリッツァ)は、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ザガ(プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ)の花嫁になるために現れた謎の美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去…

物語の舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタ(エミール・クストリッツァ)は、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ザガ(プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ)の花嫁になるために現れた謎の美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去によって、村は襲われてしまい、2人の逃避行がはじまります。

「オン・ザ・ミルキー・ロード」に投稿された感想・評価

にこぺ

にこぺの感想・評価

3.3
なんだかわからんが、冒頭からやたらエネルギッシュ。
戦争の最中、銃弾をくぐり抜けてミルクを配達するコスタ。周りの人間は酒を飲み踊り狂う。コスタに惚れ込んでるお姉さんはやたらフェロモン振りまいてる。人間だけじゃなくて、アヒルやロバやヘビやニワトリも元気満々。
前半はこのテンションの高さで引っ張られたけど、後半からがちょっと長く感じたかなあ。地雷シーンはやりすぎです。
モニカ・ベルッチ、歳はとってもむっちりした体から漂う妖艶さは男を狂わせるね。
そして、チェンバロの音色が素敵だった〜!
ラスト15分で作品の印象が大きく変わった

いつもどおり動物いっぱいユーモアいっぱいだったけど
予想以上に壮大な作品だった
男女の逃避行をベースになんともシュールな世界が繰り広げられていた。動物わんさか出てくるも独特の描写で、後半は特にキョーレツで見てられなかった。クストリッツア作品は2本しか見てないので、ちょっとびっくり。ベルッチの文字通りのぶっ飛びも。最後は美しかった。
インパクト大きい。
いぬが動くには環境こそが肝要。

クストリッツァの結婚式は呪われている。2人の愛のために乗り越えるべき障害だ。映画の中で奇妙な親和性を感じる宴と戦争は、彼の演出によりシノニムとなる。
バティ

バティの感想・評価

3.6
旧ユーゴとバルカン諸島を描いたクストリッツァ再び。ユーモアに包まれたシビアな生活。そ「今ここで命を燃やし尽くせ」とばかりに飲み歌い踊り恋するスロボダ・ミチャロヴィッチの輝きよ。そして男も女もこの人の裸を見たいと思うようなモニカ・ベルッチの肉体力。

そして何よりもどうぶつたちの「どうぶつ力(ちから)」が爆発してるよ。そこについては前作よりも。しかしどうぶつたちみんないとしくなってとまらないのにある展開で作品の評価ががくーんっと落ちました。それも戦争と人の業を描くためのものなのだろうとも。

とにかく音楽が華やかで跳ねていて飽きさせない。太陽を目指しているような生命力と躍動感。今年一番楽しいスコアなのは間違いない。実演している時のクストリッツァのフラットな色気よ。

作品そのものでは「アンダーグラウンド」の方が上手いし好みではあるのだけど、こういう形で「戦争で何かを失った人々」を語れるのはクストリッツァだけなのだ。舞台装置としての家屋や道具、ラストのメタ演出は見事でした。

スロボダ・ミチャロヴィッチ、歌もメチャクチャ上手くて、その後に出てくるモニカ・ベルッチの歌うシーン(いいシーンのはずなのに)が少し霞んでしまっていた。もう生命力の塊のような女だった。それがまた作品に「ある意味を」もたらしている。
Sue

Sueの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前日寝れてなくて前半寝落ちしてたのがのが全て。
入り込めず無念…!!!
映画見る前は充分に睡眠をとってから見ましょう!


それでもやっぱり音楽と入りの動物達のクストリッツァさん節全開さと、クセになるこのかわいさ。


ただその動物達の事で後から知ったのが、
CGを使ってたのはヘビの体をしめるシーンだけらしく、、
熊のオレンジの口移しとか、ハヤブサにしてもアヒルにしても全部実際に撮影してるらしいからびっくり。
クストリッツァさん自然と友達すぎる。
リアルゴンさん。

ただただ、CGがヘビだけって事は羊の爆破シーンも実際に撮影したんだろうと思うとショッキング。
生き物の生死を目の当たりにした。
BC

BCの感想・評価

3.3
シビアな現実をほのぼの、時にポップに描くのはこの監督ならでは。
残酷だけど、愛しさに溢れている寓話。
前半はたくさん動物が出てくるし音楽もとても楽しいので、後半が危うくて余計辛い。要素多くて全然整理できないけど、愛の記憶を絶やすなという言葉がとても良かった。人間も動物界の一部。
m

mの感想・評価

4.8
映画史に残る名作中の名作「アンダーグラウンド」のエミール・クストリッツァ監督、久々の劇映画新作!長編劇映画は「ウェディング・ベルを鳴らせ!」以来だから本当に久々。
バルカン・ミュージックに乗せて繰り広げられる戦時下で人間と動物が入り乱れる寓話的な愛の狂騒劇は嬉しい事に相変わらずで、そのアッパーでカオスなエネルギーも、その裏にべったりと張り付いた紛争と死への底知れぬ哀しみも、クストリッツァ節の全てが健在。「アンダーグラウンド」の主演俳優も登場する。動物達もやっぱり立派に演技する。

監督自ら演じる主人公とヒロイン役のモニカ・ベルッチ(美しい!)が素敵だが、前半でアッパーに暴れ回る新体操経験者のミレナ役スロボダ・ミチャロヴィッチもしっかり印象に残る。

『祈り』が残る結末は監督の世界情勢への絶望が反映されているのだろうか。
今作を観てクストリッツァ監督作品が気に入った方は、是非是非「アンダーグラウンド」を御覧になってみて下さい。一生忘れられない体験になるはず。

ありゃ、そうなるの?
次どうなるの?
そういう感じ?
これ怒られないの?
と、若干中間からタラっとした気もしますが
クストリッツァ節で
クストリッツァしか撮れない映画。
アンダーグラウンドには敵いませんが
面白かったです。

こんな映画作っちゃうなんて
もっとみんな破茶滅茶になっても
良いんじゃあない!