優れて音楽的。自然と体が反応するバルカン音楽の2ビートはもちろんのこと、豚の血の風呂桶にアヒルが次々飛び込むシーン、あるいは〈噛み付く〉時計や井戸での上下運動に発生するリズムはひたすらに気持ちいい。…
>>続きを読む生も死も、戦争も愛も、秩序も混沌も、全部入れた闇鍋のような作品。でも多分人生ってそうなんだろう。
愛する人が死んでも、人生は続く。
どれだけ辛く苦しいことがあっても、人は歩く。
ハヤブサがぶどう…
冒頭から豚が鳴き、ガチョウが血まみれになり、ハヤブサと蛇は格闘する。そのすぐ隣に爆弾が落ちる。生と死のカオスである。画面からこの現実の異様さがじわじわとにじみ出てくる。
主人公(クストリッツァ)は、…
ライフイズミラクルが大好きだったので、劇場でやっていたのを見つけて鑑賞。
エミール・クストリッツァ監督が主演の作品はじめて観たけどいいキャラクターでした。
花嫁役のモニカ・ベルッチさんは50歳まじ…
前半の巨大な時計に人間が弄ばれるくだり、残酷さとユーモアが見事に共存していて、クストリッツァにしかできない技法を目撃した。
後半、次々と移りゆくロケーションが揃いも揃って素晴らしい。一緒に世界を翔け…