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ウーナ 13歳の欲動のJIZEのレビュー・感想・評価

ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)
2.6
基は有名な戯曲を映像化した作品で主たる登場人物の経年変化を重ねた葛藤劇がメインの支柱を担っている。主に"小児愛(性癖)"がメインの問題提起を果たしているうえで"純愛か変愛か"という微妙な境界線が揺らぎ出す辺りは社会派の雰囲気に沿い面白かった。丁寧なテリングで確実に核心へ向かうのも良い構成だと思います。ただ忌まわしき事案に対し大人になった少女が復讐を果たすのか…という遥かに狭い心理状況にほぼ全編の趣は置かれているので閉じた内面性に主観描写を置きすぎな作品だった。突飛なサスペンスも使われず起きないため平行線を保つ破滅型の異端派ルーニー・マーラ印映画である。
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