このレビューはネタバレを含みます
最近流行りの、過去に遡って「実はこんなエピソードもありました」というパターン。このシリーズも例外ではなかった。
前作「ミニオンズ」の評判が良かったからというのもあるけど、同時に「グルー抜き」の続編が作れないという大人の事情もあったんだと思う。この調子だとしばらく、若いグルーの話ばかり続きそう。
作品自体は好きだった。作品の「かき回し役」ミニオンズをメインにしたシリーズ。前作同様、何も考えなくていい。ひたすら目の前の映像を楽しむ。「加トちゃんケンちゃん」の探偵物語みたいな作品。「怪盗グルー」が最初にくる作品なら、主人公はグルー。だからちゃんとストーリーがあってそれをミニオンがかき回すことでストーリーが成立。しかし「ミニオンズ」はミニオンが主人公。最初から暴走。それを他のキャラクターがまとめることで作品が成立。だからストーリーも殆ど存在しない。似ているようで違う展開。
こんなに、何をやっても許される存在。ミニオン以上はあり得ないと思う。この路線で続編が出来てほしいと思う。グルーは日本人声優も含めて限界な気もするけど。
