ましもり

光州5・18のましもりのレビュー・感想・評価

光州5・18(2007年製作の映画)
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「タクシー運転手」「1987」観た今これを見れてよかった、っていうかこれを観てからタクシー運転手を観たらさらに理解も感傷も深まっただろうと思う。
この愛すべき人々がどんな目に遭うのかを目撃するのが恐ろしくて、何度も映像を止めた。合間合間でタクシー運転手のパンフレットを読んで復習しながら、覚悟を決めて続きを観たけど、つらくてつらくて、前半のドラマパートでのキムサンギョンの顔芸やパンイチキックの面白さやうんこタクシー事件など、全て吹っ飛んでしまった。。。
国歌が流れる中の一斉射撃、、、
町の武器庫を乗っ取って市民が武装したことも事実なら、軍部の中の心ある人のことも事実だったらいいなと願わずにはいられない。

この映画は空挺部隊が全羅道に向け出発するところから始まります。
空挺部隊、いわゆる降下猟兵ですよね、陸軍一の精鋭部隊です。
そんな彼ら、赤狩りとだけ聞かされて自分達の行く先を知りません。
隊員たちが輸送機の中差し込む朝日を見て、南に向かっていることを悟るシーン、、、胸が締め付けられます。
その後の制圧シーンでの軍人たちの言動が、冒頭のそれとはあまりにもかけ離れているのはどうしてなんだろう???
軍人も軍人でつらい思いをした人々がいたに違いないと思うのだけど、彼らはずっと口を閉ざしたままなんだろうか??

まだまだ解明されていないこともあるのだろうけど、もっと勉強しなければと思わされました。
チョンインギ〜〜〜っ;;
ましもり

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