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SING/シング:ネクストステージのmiumiuのレビュー・感想・評価

4.3
1作目の音楽やキャストの歌う歌が大好きで、楽しみにしていた続編。

邦題の「ネクストステージ」がピッタリ。
1作目では、それぞれのキャラクターが抱えている問題やコンプレックスを、歌うこととステージパフォーマンスを通じて乗り越える姿が楽しくて感動的だった。
2作目はコアラのバスター・ムーンが
「もっと大きいステージを手掛けたい!」
と、仲間とともにスポンサーのオーディションを受け、次なる新たなステージに挑む。


1作目で深まった仲間たちとの絆を描きつつ、それぞれのキャラクターを活かした新たなストーリーになっていた。
新キャラクターも好き。
ロジータの夫&子どもたちやジョニーのパパなど、直接ステージパフォーマンスに絡んでこない脇キャラもきちんと登場したのがさらに嬉しかった。

後半のショーの場面はとにかくカラフルでド派手。実際にショーやライブを観ているかのような臨場感と華やかさで、テンションが上がった!
ライブになかなか行けないこのご時世、ショーを体験させてくれる映画はいいな。
(そして昔ながらの海外ミュージカル映画って、きっと今作のようにみんなでショーを体験する映画だったんだよね。)
本国ではクリスマス公開だけあって、ホリデーシーズンにピッタリな豪華さハッピーさだった。

日本語吹替版は歌部分のプロデュースを音楽プロデューサーの蔦屋好位置さんが手がけているので、前作に続きしっかりとした作り。
いわゆる歌手じゃない俳優も歌は及第点だし、ミュージシャン吹替も違和感のない演技だと思う。
ウッチャンはそもそも映画を作りたい、演技をしたかった人だけあって、作品にハマった演技&声優としてもうまい。

それでも、本国US版キャストは、マシュー・マコノヒー、スカーレット・ヨハンソン、リース・ウィザースプーン、タロン・エジャトン…… となると、洋画ファンは字幕版で観たいよね?
行ける映画館が近県も含めて日本語吹替版ばかりで、泣く泣く吹替版で観たよ……。
タロンくんのファンだから、映画館で字幕版を観たかったよー。
B'zファンでもあるから稲葉さんの吹替と歌は楽しみにしていた&とても良かったけど、字幕版も選べるようにしてほしかったな。普通にどっちも観るし。
ちなみに稲葉さんの演じた表舞台から姿を消した伝説のミュージシャン・クレイの本国版吹替はU2のBono。
歌はサントラで聴けるけれど、声優としての演技も映画館で聴いてみたかった。
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