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SING/シング:ネクストステージのtoshiのレビュー・感想・評価

4.8
今作ライオンのクレイ役がボノなので字幕一択と決めていて、本日やっと鑑賞です。無精して映画館で鑑賞しなかったことを鑑賞後後悔。やっぱり映画館で観るべき作品でした。

ショービズ界の大物ジミーに気に入られショーを実現させる為、15年間消息不明の伝説のロック歌手クレイを出演させると大見え切った劇場支配人のバスター・ムーン。容易に出演を了承しないクレイ、前作同様ショーへ出演するジョニー、ロジータ達も中々役に馴染めず苦悩しながらもビッグショー実現に向けて奮起するお話。

前作同様ショー実現までの登場人物の苦悩等舞台裏が今作内容の殆どをしめていますが、前作よりはその裏の舞台がより面白くなっていました。アッシュとクレイのお話も良かったのですが、一番感動したのは、ダンスインストラクターに酷いいじめを受け自信を無くしたジョニーに対し、偶然街で知りあった超ダンスの上手いオオヤマネコの女の子ヌーシーの言動でした。すっかり自信を無くし上手く踊れないジョニーに対し「難易度高い踊りを踊らされて自信を吸い取られた。でも大丈夫少しずつ取り戻そう」という言葉に凄く感動しました。またヌーシ―は本番でもいい仕事してます。ダンスもうまいし言動が兎に角カッコイイ。今作のキャラで一番印象に残りました。

本番のショーについては前作にもまして見どころ満載です。何か色んな所で本番までの苦労が伏線回収みたいになって目頭アツくなりました。
そして何と言ってもクレイの登場。ステージで歌ったのってI Still Haven't Found What I'm Looking Forだったんですね。あのリフをクレイが弾き始めるシーンで既に号泣。めちゃくちゃカッコイイ!!たった1曲だけだけど最高のステージでした。因みにクレイのウィンクがこれまたカッコイイ!!
アッシュ役のスカヨハに合わせたのか、今作のI Still Haven't Found What I'm Looking ForはU2のそれよりもちょっとKeyが低かったです。

最初から最後まで飽きる事なく楽しめる良作でした。
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