TakashiKikunaga

レディ・ガイのTakashiKikunagaのレビュー・感想・評価

レディ・ガイ(2016年製作の映画)
3.9
新宿駅東南口から徒歩1分、地下1階に降りていくシネマカリテに初めて訪館です。
ほんとは「勝手にふるえてろ」を見ようとしたけど満席だったので、レディ・ガイを見てみた。
最近、色々な映画で見かけるミシェル・ロドリゲス姉さんが主演の映画で、キャッチコピーが「女に改造されても、弾丸(タマ)はある」というこれでもかってほどの直球ストレートなコピー。溢れ出すB級感にワクワクしながら客席を見渡すと、明らかにB級映画が好きそうな男たちで満席の客席。(毎週水曜は全員1,000円)

ストーリーは、ヒットマンで生計を建てていたミシェル・ロドリゲスが仕事仲間に裏切られ、恨みを持っていた敵(シガニー・ウィーバー扮する美容整形外科医)に売られて(素晴らしい完成度の)性転換手術を受けさせられ、それに復讐をするという分かりやすい感じ。


~少しネタバレ~


シガニー・ウィーバーは羊たちの沈黙のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)を意識させたようなシーンが見受けられたけど、それならもう少しサイコパス感を全面に押し出してもいいかなって思った。あとちょいちょいエイリアンのオマージュみたいなシーンがあったのは気のせいかな?

あと前半のミシェル姉さんが男を演じているシーンが控えめに見ても「頑張って男装しているいい女」みたいに見えてしまうのも少し笑いそうになった。この揺るぎないB級感がすごくいい。

医者を捕まえて、言葉を濁すのを執拗に「オレの男性機能は元に戻るのか!?」を問い詰めて白状させた後に絶望するシーンは必要だったのだろうか。。。?

予算がもっと増えてリアルにCGが使えるようになったら続編も見てみたい。
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