MayuShimada

レディ・ガイのMayuShimadaのレビュー・感想・評価

レディ・ガイ(2016年製作の映画)
3.2
ミシェル・ロドリゲスの姉貴を主役に据えて誰かをボッコボコにぶちのめし、ついでにお色気シーンもつくる為に作られたシナリオ。って感じ。

深みとか論理性とかリアリティのある表現とかはとりあえず箱に詰めて何マイルか遠くに郵送しちゃったみたいです。笑

でもねぇ、ガチで強い女が見たいときには良いかも。
最近わたくしジムに通いはじめまして。もともと家で筋トレしてたんですが、せっかくマシン使ったりクラスに参加したりできるんならなんかモチベーショナルな映画でも見よっかな♪と思って見たんですよこれ。

結果ピッタリだったっていうね。
話の内容はまぁまぁ中のまぁまぁだったんだけど。
ミシェル姐さんは肩回りの筋肉が美しいですね。あと眉間のシワが非常に男らしい。あれちょっとメイクで盛ってるんだろうか?ほぼミシェルなんだけどちょいちょい絶世の髭面イケオジに見える時がある。
そしてあのしゃがれ声。たぶんわざとしゃがれさせてるけど、いい~ハスキーボイスなのよ。

そのしゃがれ声で「nice tits hah?」って言われた後の男どもの吸い寄せられ方が単細胞のお手本すぎて笑えました。
ほんとだ~どれどれじゃねぇ!ニヤニヤすんな!口を閉じろ!

諜報技術が高いとか、真実を語らせる縄を持ち歩いているとか、アリサイズになって飛べるとか、超強力なサイコキネシスとか、そういう強さもかっこいいけど、やっぱ鍛える為のモチベーションになるのはこういう肉体的、精神的にマッチョな話だよね。

でちょっと真面目な話すると、ひっくり返して考えたら、心と身体の性が一致していなくてそれを正したい(性転換手術を受けたいとか、心の性を自分の性別として生きていきたい)と思うのは当たり前のことだよなぁって思いました。
そういうことに嫌悪感を抱く人もいるみたいだけど、自分の身体がある日突然心の性とあべこべになったら当然、身体を心に合うように変えたいと思うでしょ?って。

そこんとこが深みっちゃ深み。あまりに突拍子もない設定のお陰で吹き飛んでるけど。

余談だけどシガニー・ウィーバーの唇の薄さに驚きを隠せませんでした。笑
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