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逃げ去る恋のmfのネタバレレビュー・内容・結末

逃げ去る恋(1978年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アントワーヌドワネルの冒険第五部、最終章。作家として成功したアントワーヌ。フランス初の協議離婚により、妻クリスティーヌとの離婚が成立。しかし既に彼には、レコード屋の娘、サビーヌという恋人がいた。
音楽学院の合宿に行く息子を見送りに駅までやって来た彼は、昔の恋人コレットを見かけて衝動的にコレットの乗る列車に飛び乗った。コレットはアントワーヌが執筆した自伝小説を読んでいた。コレットを見つけたアントワーヌは彼女と二人、昔話に華を咲かせる。しかし今のアントワーヌの変わらぬウジウジした煮え切らなさをコレットに指弾され、アントワーヌは列車から飛び降りる。しかしその際に美しい女性が写った一枚の写真を落としてしまった。その女性はサビーヌだった。コレットは写真を頼りにしたところ恋するグザヴィエのもとにたどり着く。グザヴィエがコレットの恋人?と思いきや、兄だった。その後コレットに辿り着き、アントワーヌについて語らう。
サビーヌと険悪になっていたアントワーヌだが、最新作の小説つまりはある日電話ボックスで破られた写真を拾い繋ぎ合わせ一目惚れしたサビーヌを追ったことを本人に話し、二人は結ばれ大団円。

全5作の総集編であり、アントワーヌの過去の女性達が現れる当作。エンディングに向かって観客とアントワーヌの人生を振り返りながらハッピーエンドへと向かっていく。
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