このレビューはネタバレを含みます
【おじいちゃんと戦争】
キャストの魅力だけで鑑賞。
そこまで期待値上げずに観て、意外とそういう映画が良かったりする笑
この映画もその類いだった。
結論、ド直球コメディかと思いきや、「おじいちゃんと戦争」という考えさせられるテーマを最後に持ってきたちょっと意外な展開の作品だった。ここがダブルミーニング。孫のピーターがおじいちゃんに挑む戦争、実際に戦争を経験したおじいちゃんと戦争。
交戦規定、休戦協定、様々な要素をデニーロじいちゃんが提案したりと妙にリアリティあったりしたからそういうことかと。
「時には対立することによって相手の立場を理解できる」ということは私もじいちゃんから教わった。思い出と重なる部分があると共感できるかも。ペラいと感じる人も多そうだけど。基本的に私は「良いところを見出したい」と思って作品を見るので、割りかし満足です笑
ピーターがちゃんと最後は丁寧に"I would like to be ended it'"と駆け出していったところはジーンと来た。でもそのあと一気に好戦態度に戻るところがかわいい笑
コメディ映画の醍醐味。
ユマ・サーマン、相変わらずの美人だった。「ラッセル!」の言い方がとてもキュートで真似したくなる。巻き舌なのにキュート。どういうこと。激辛コーヒー、蛇での警官との絡みが好き。こんな役柄もハマるんだなぁと発見。
全体的には小さな笑いが散りばめられている印象で、爆発力には欠ける印象。でもやはりデニーロの演技は素晴らしい。一つ一つの演技が丁寧。特にメガネをかけてタブレットいじったり、手紙を書いたりするところはそれだけで素敵な画になる。
総じて好きなキャストが集まってたから楽しく観れた映画…かも笑