おどろきの白鳥

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告のおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

3.6
『ホーム・アローン』『ジャッカス』『テッド』『ミセス・ダウト』など似たものは多く、「ありがち」ではあるのだけれど、演技してるみんながノリノリなのが楽しい。
それを楽しめるか否かが分水嶺。
逆にギャングやマフィアなデ・ニーロのファンにとっては、痛々しくてつらいと感じるかもしれません。

私は、ピリッとした格好に着替えたエド(デ・ニーロ)がマフィアのボスに見えたのを「セルフパロディ」として笑いましたが、そこがダメな人も多いかもとも思いもし。

デ・ニーロとクリストファー・ウォーケンが『ディア・ハンター』以来の共演で、さらに娘役にユマ・サーマン、ガールフレンドにジェーン・シーモアと、豪華俳優陣の同窓会風味。
年寄りがしっかり年寄りの演技をしている。
エンディングロールの合間にはさまれた、メイキング&NG集も含めて、長年デ・ニーロ作品を観てきた者の一人としては、微笑ましくてたまりません。
R50って感じの作りでした。