明石です

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告の明石ですのレビュー・感想・評価

3.7
引っ越してきたグランパに自室を追い出された少年が、部屋を取り戻すべく宣戦布告する話。そしてその戦争に周囲の人達が巻き込まれるドタバタコメディ。

監督は子供向け映画を中心に撮っているティム・ヒル。作風としては全年齢対象の『ダーティ・グランパ』といった感じ。『ホームアローン』にも雰囲気似てますが、こちらはあくまで身内同士のバトルなので争い自体はかなりマイルド「戦争」とは銘打っているものの、実際にやってることはイタズラ合戦です笑。このデニーロの無駄遣い感がたまらないのよ。。

そして終盤では怒涛の家族ドラマでほんのり温かい気持ちにさせてくれる。デニーロ目当てで観ましたが、意外にもけっこう楽しめました。

デニーロ主演のコメディは大好きなので(おそらく日本で公開されてるものは)全て見てきましたが、1本たりともハズレがないのが不思議。全部ちゃんと笑える。この人はベースの演技力が高いのはもちろんのこと、還暦を過ぎてより顕著になった堅物キャラが、ツッコミ役としてもボケ役としても映えるんだろうな。大好き。往年のマフィア映画をパロディしたシーンはクスってなったけど、ちょっとだけ寂しさを感じた。

あと脇を固める俳優陣にユマ・サーマンやクリストファー・ウォーケンと、これまた豪華。ユマ様はお年を召してなお美しい。『キルビル』の頃より好きかも。今年51歳とのことですが、30代にしか見えない、、劇中のサンタコスは不覚にもキュンキュンしちゃった。
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