何が驚きって、この監督の前作が「それでも君を呼んで」なこと。
作品中で言われていた「本能のままに踊る」ってどう言うことだろうか。人間の体が本能を解放したとして、踊るという行為に結び付くとは思えない。人が踊るのは何かを表現するためであり、そこには理性が必ず介在するのでは、と個人的には思う。本能のまま能動的に踊ることがあり得るのか。それは外部の何かの力を意識する他あり得ないのではないか。そんなしょうもないことに気をとられてしまった。
映画は約ネバ20%のミッドサマー80%みたいな感じで、文明のなか、いわゆる「サスペンスとかでよくある隔絶された場所」ではないところやってるのが面白いと思った。ミッドサマーと違うのは、最後にでかい裏切りがあるところか。
この時は東西ドイツに別れてたのか。