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サスペリアのhabakariのレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
1.0
ごめんなさい、大っ嫌いです、1点未満です。
時代考証や物語のサスペンス性、何よりも女性の扱い方を見れば、オリジナルとほ別の見方を要求していることは明白だ。77年ベルリンという時代設定を活かしてフェミニズムや内ゲバを取り込み善悪一体の解放、支配-被支配の輪廻を描く着想だけは確かに見事で、どうしようもない退屈さへの批判を的外れにさせる力はある。
ただ、2時間半という冗長さも、ロケーションを活かしきれない撮影も、中途半端な感傷も、トム・ヨークの饒舌な劇伴も、なんちゃってカルトなクライマックスも、妄想に近い”解説”を数多産みそうな脇の甘さも全て許せないんです。せいぜいアートフィルムと持て囃されるがいいさ。
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