『サスペリア』観てきました！どんな風にリメイクされてるのか楽しみにしてました。
確かにダリオ・アルジェント版を元にはしてるものの、また違ったアプローチであって新しい作品に生まれ変わった印象を受けました。なので元祖版を見てなくても楽しめる内容だったと思います。いや～、それにしても上映時間が長い！2時間半くらいあったんじゃないかな～。
今作はベルリンにある舞踊団が舞台で、入団するためにアメリカからやってきた女性スージーだったが、舞踊団にはある秘密が隠されていた。ここは元祖版と同じだけど、そこに心理療法士クレンペラー博士が患者であるダンサーの失踪を気に舞踊団に近づいていくといった内と外の2段構えの構成に1977年当時のドイツの社会情勢も絡めていく奥深さがありました。
単純なホラー映画って感じはなくなってはいるものの、エログロで血はこれでもかと沢山でます。だけど美しい！と思わせる映像も見事でサスペリアらしさも勿論あります。
あと『サスペリア』といったら忘れられない音楽がインパクトあったけど、今作もなかなかで、レディオヘッドのトム・ヨークが作る静かな音楽が絶妙に合わさってバッチリでした。
キャストもダコタ・ジョンソン良かったし、ティルダ・スウィントンはまさにハマり役。あと、ジェシカ・ハーパーの登場は嬉しかったですね！
この映画を観たダリオ・アルジェントは、あまりの違いすぎに、かなりご立腹みたいですが、確かに賛否両論分かれる作品かもですね。原作を忠実に再現していくリメイクも懐かしさがあって良いんですけど、このリメイクも、これはこれでありだと思います。なんか凄いものを見せられた感じがします。
