Tadaki

サスペリアのTadakiのレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
4.5
オリジナルを元に、時代設定、キリスト教と魔女、現代の情勢を加え、かなりの情報量が加えられたまさに「カバー」作品。作り込まれてます!

観た後に解説読んで、そりゃオリジナルと違う話の流れになるのはやむを得ない、といった納得感。
正直解説がなければ僕は深く理解できなかったんだろうな。(設定的なものはなんとなくわかりますが、、)

オリジナルも芸術性は高かったけど、こちらも別の方向で芸術性が高い作品。ダコタジョンソンのダンスも夢も性的なものを強く感じさせ意味深。映画のイントロ・エンディングでは「君の名前で僕を呼んで」を彷彿させてくれました。
グロいシーンはままあるけど赤を基調に美しくて、いわゆるホラー感はありません。ラストの盛り上がりもテンション上がります。

オリジナル未見でもまったく問題ありません。新しい作品。
ただ僕はオリジナル作品の方が、ほんの少し好みです。(比べるのも野暮ですが)
むづかしいこと考えずにシンプルな話、怖いけど不思議な映像美、音楽をただ浴びるようにみるだけなので。

でも本作もすごい!なのでもう一度見たーい!
Tadaki

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