B姐さん

サスペリアのB姐さんのネタバレレビュー・内容・結末

サスペリア(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

今年一番の「問題作」である。いろんな意味で。
結論から言うと、あんまノレなかった。オリジナルに比べて、「新しさ」と言うか「現代性」があるとするならば、女性が単なる餌食となる「被害者」ではなく、「主体者」として機能(役回り)してるってこと。だから「フィフティなんちゃら」ってファンタジーSM映画に主演し、「受動的」存在(マゾ)を演じたダコタちゃんをキャスティングしたのは、すごい意図的だと思う。彼女はなかなかよかった。
ただ、この監督は「ホラー」っていうジャンル映画を作ってる意識が皆無だったのではないだろうか。そんな感じ。この頃この手のホラーの皮を被った「別物」が多い。そして、長い。まさかホラーでこんなに弛緩した時間が流れるとは露ほどにも思わなかった。
まあとにかく「問題作」ではある。個人的にはこの「長さ」が「大問題」だったが。

@TOHOシネマズ新宿
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