美しいほどに狂気的で目を奪われる映画でした。
ストーリーはもう、私の足りない脳みそでは理解できませんでしたのでストーリーや解釈に関しては解説サイトにお世話になりました。ただ、理解できなかったとしてもこの映画は観ることに価値があると思います。
クライマックスである儀式のシーン。なんというか、もう、怖いとかグロいとかそういう感情を通り越して、美しいと感じている自分がいました。スージーちゃんが望みを聞いて回るシーンではなぜか泣いていて、自分の感情がぐちゃぐちゃでした。
臓物がお腹から出てきてしまうシーンでも、スージーちゃんの狂気的な夢のフラッシュバックでも、なぜか見入ってしまって、ゾンビ映画とは違う、ただ尊いものと言うんでしょうか、見たくなくても目が離せないんですよね。ダンスも迫力が凄まじくて、まるで自分がその場にいるかのような臨場感に包まれました。
とにかく、美しくて狂気的で繊細で、目がスクリーンに釘付けになる映画です。もはや芸術。一つ一つのシーンを切り取って写真にしたいくらい。ぜひ、劇場での鑑賞をお勧めします。
