シネマサンシャイン池袋にて鑑賞。
いやぁ、素晴らしい映画を観て、胸の中をかき回されて、感動の涙を流させてもらった。
しかし、今年は『ユリゴコロ』と本作は、原作者が沼田まほかる氏。ハイペースの映画化。
しかも両方の映画に松坂桃李が出演しているのは何かの縁だろうか・・・？
物語は、十和子（蒼井優）と同居している佐野陣治（阿部サダヲ）だが、同棲というわｋではなく、陣治が十和子を愛していて生活費を稼いで十和子を住まわせているというもの。
二人の身体の触れ合いは、陣治が十和子の背中マッサージをする程度。
そんなに陣治に愛されている十和子であるが、かつての愛人＝黒崎（竹之内豊）に少し心が惹かれて電話してみたり、時計屋の若い男（松坂桃李）とはすぐに肉体関係まで…。
一方、陣治は十和子に邪険にされていて、見ていて気の毒である。
ただ、そんな陣治が時計屋の男と十和子の情事直後のホテル近くに居たあたりから、突然、サスペンス映画的なドキドキが始まる。
そして、………。
物凄い展開が待っている。
観る前は、「蒼井優の出演作」かつ「タイトルに、鳥の文字」で、「まさか、また『オーバーフェンス』みたいな映画じゃないよね～」と思って観たら、全然違った。
何気なく観に行ったのだが、こんな傑作を見逃さなくて良かった。
