Filmarksの試写会にて。
こんな人いないだろってくらいみんな最低な人たちだけど、あまり違和感なく見えるのは役者さんたちの演技が自然で上手いんなろうなと思いました。
阿部サダヲの汚さは覚悟していた所為か思ったより不快感なく見れました。
それよりも松坂桃李の濡れ場が生々しくてしんどかった。
阿部サダヲの目がとても印象的で、透き通った目が危険なギラギラした目にも純粋なキラキラ目にも見えて、どっちなんだ!?となりました。
電車の中で陣治の目に光が当たって目の色が変わっていくシーンが素晴らしかったです。
結末はよく考えたら予想がついてしまうかもしれませんが、私は映画に入り込んで無駄なことを考えずに見れたので、ラストの展開にはハッとさせられました。
謎が解明されてからの回想シーンで涙が流れてきて、最後の最後のシーンでダムが崩壊しました。
監督が「すべてを見終わった後に今まで汚く思てたものが美しく見える」とラジオで仰っていたのが分かりました。
ラストにずっと嫌悪感や不信感を覚えていたことすべてが愛だったんだと思えました。
最後まで観ると色んなシーンの見方がまったく変わってくると思うので、公開されたらまた観たいです。