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彼女がその名を知らない鳥たちのkrhのレビュー・感想・評価

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鑑賞後の開口一番は「最悪だ」
あれはまごうことなき愛だけど、愛として肯定していいのかな…
誰にも感情移入はできないけど、少しずつ見知った誰かを重ねてしまう実在感。
一緒に観た知人は陣治の中に夫を見て、自分は父親を見た。

映画として良いとはハッキリ言いがたい。
セリフはもっと少なくていいし、最後の回想は省くか途中で挟んでほしかったし、最後の一言は完全にいらなかった。
俳優陣の演技と元々のストーリーで全ての要素が出来上がってしまったような感じ。
でも「最悪だ」と思わせられた時点でこの映画は大成功している。
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