まうり

彼女がその名を知らない鳥たちのまうりのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
途中、砂が落ちてきたり、場面が、フワンと変わったり、時間が入れ違ったりで、この映画は、ファンタジーなんか?ホラーなんか?サスペンスなんか?と一瞬見方がわからなくなったが、それも最後までみて、納得がいった。十和子が、よく寝てばかりいる、ゆうのと、精神的な状態をよく現していたと思う。しかも、場面の差し込み方が面白く、最後まで気を抜けずに楽しめた。
夢みたいな綺麗な場所と、生活感溢れる小汚い現実。わたしのいる場所はこんな場所やない!て思いながらも、自分からは積極的にそこから出ようとはしない。なんつー身勝手な女や、と思いつつ、なんやかやゆうて、ジンジには、自分の全部さらけ出しても平気ゆう、安心感があるんやろな。あれは、家族やな。親の愛に近い。そーじゃなかったら、人殺したかもな告白のあと、一緒に肉食うかな?エンドロール前の十和子の言葉にもってかれました。

俳優陣全員すごいなーと思いました。少ししかでてこなかったけど、あの爺さんの存在感凄すぎた。
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