2017-189-143-046
2017.11.8 梅田ブルク7 Scr.6
・あなたはこれを愛と呼べるか
・鳥ってのは・・・
・一緒に堕ちていく男
・あなたはこれを愛と呼べるか
あなたはこれを愛と呼べるか
いきなりの真正面からの問いかけ。
呼びたくありません。
ハイ。
ごめんなさいm(__)m(笑)
共感度0の男と女。
愛と呼べるかとか言うより
あまりお近づきになりたくない(苦笑)
だけど、話が進むに従って、
十和子の言動が不安定になり始めて・・・
そして驚愕のクライマックス。
鳥ってのは、
幸せのメタファーだったのかな。
彼女がその名を知らない幸せ達。
気付いてない幸せの。
(以下、少しネタバレかもです。ご留意ください)
北方謙三さんの小説で、「黒銹」という作品があります。ブラディ・ドールシリーズ第5弾。
その作品に、落ちぶれた元ジャンキーのピアニスト、沢村という人物が登場します。
彼は曾て第一線で活躍していたピアニストでしたが、ある時を境に表舞台から姿を消して、場末に流れ着いた男です。
酒と薬に溺れて堕ちていったのでした。
何故か。
愛する女が酒と薬に溺れてしまったから。
彼も一緒に堕ちていくことを選んだのです。
秋山菜摘は言います。
「私の主人や川中さんなら引っぱたいてでも薬を止めさせますよね。でも世の中そんな強い男ばかりじゃないんです。一緒に堕ちていくことを選ぶ、そんな男もいるんです。」
中学生の秋山安見は言います。
「いいな。そんな男・・・」
沢村は言います。
「そんな時も、ピアニストとしては私は堕落していなかった。寧ろ最高にいい音を出せていた。」
女性の方からしたら、どうなんでしょ?そういうの。
俺は・・・無理ですね。
そんな愛し方は出来ないです。
ひっぱたきはしないと思うけどf(^_^;(苦笑)
陣治は・・・
あなたはこれを愛と呼べるか。
愛じゃなかったら、
何なんでしょうか?
追記。
・海外に出して、外国人の感想を聞いてみたいなぁ。
通用するんじゃないかな。
・フォローさせて頂いてるきえさんのレビューにあったのだけれど。
ラストが冗長な感は否めず。
あそこはすっきり纏めた方が、切れ味の鋭い感動が残ったのではないかなぁ。
・主演のお二人は凄い。
松坂桃李もチャレンジしてますね(^_^)
ユリゴコロに続いて。沼田まほかる俳優?(笑)
竹野内豊は・・・まぁやっぱりって感じかな。
・陣治。最後の選択は、
彼のエゴと思いたい。
でなければ・・・哀しすぎる。