kunico

彼女がその名を知らない鳥たちのkunicoのレビュー・感想・評価

3.9
何としてでも肯定したい愛だった。

傷つく恋にばかり足をすくわれる幸薄な主人公、そしてそんな女に異常な執着心を見せる薄汚い中年。

両者の視点が切り替わる時、そこに純愛を見る。
2人の出会いから今までを振り返る映像に、自然と涙が伝う。

きっと間違っているのだろう、歪んだ形なのだろう。
それでも愛と認めることで、少しでも2人を救いたい。
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