ダウンセット

彼女がその名を知らない鳥たちのダウンセットのレビュー・感想・評価

4.6
架空の登場人物達に一貫してリアリティな振る舞いを望むのか、はたまたファンシー込みでも有りか否かで大きく評価が分かれそう。邦画だと尚更そう感じる。
僕的には承認欲求強い構ってちゃん女子は苦手なので恋愛対象にはならないのだけれども、阿部サダヲ演じる陣治に共感し始めてしまう不思議。阿部サダヲ、ズゲーとなった辺りから松坂桃李の無駄を一切排除したピロートークに脱帽です。タッキリ・マカンってどこ⁈絶対零度の孤独って、何⁇ (笑)
リアリティの中にファンシーが入り混じる白石監督ワールドに迷い込んで抜け出せないままエンディング。鑑賞後、タイトルを眺めながら、そうきましたかと独りごちてしまった。

『孤狼の血』、期待値マックス。