ゆっきー

彼女がその名を知らない鳥たちのゆっきーのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品は徳島では上映していなく、DVDでやっと見れた作品

蒼井優演じる恋多き女 十和子が主役で彼女のストーリーの脇を男たちが支える。
十和子にベタ惚れしている陣治(阿部サダヲ)は彼女と同居している年上男で健気に尽くしているが十和子は次次と男に恋する女。
薄汚れた見た目、健気すぎる十和子への愛情もマメに尽くす性格も、その愛がウザイ面が多い。
元カレ黒埼俊一(竹野内豊)の事は一番好きだったようだが、借金を背負うことになった自分の為に「体を売ってくれ」と彼女に頼んだり、黒埼は真剣交際じゃないことがわかる。この後、彼とは音信不通になる。
松坂桃李演じる有名時計屋で働く水島とは時計購入→返品処理から、関係が始まる。まず初対面のしかもお客様に手を出してしまう水島は有り得ない。
が、その仕事での真面目な姿とのギャップが良かったりする。最近ただでさえ多い桃李君のエロシーンはエロいのにエロくなくレベルが上がる一方です。
中盤までは男も女も皆がダメ人間で面白い。
ラストを想像させる場面もいくつもあり、先が楽しみになる。
しょうがないか…とも思ってしまうけど、陣治が水島を殺してしまうシーンはまさか!とビックリしました。

そしてラストの陣治の自殺時のフラッシュバックでストーリーの全てがわかる。
彼女が好きなあまりに水島と黒埼までも殺してしまった有り得ない陣治に泣けました。
死んで物語をチャラにするのはどうかとも思うけど彼の健気さに泣けました。

現実に、蒼井優自信も恋多き女なので、役柄に違和感はなかったです。惑わす女が似合いすぎて良かった。
皆が体張ってるシーンも多くR15は仕方ない。
ゆっきー

ゆっきー