このレビューはネタバレを含みます
見ていてこれほど怖いと思った恋愛映画は初めてだった………
登場人物は皆確かにクズなんだけど、自分とはまったく関係のない次元の世界の人間かと言われるとそうじゃないかも、と思った。孤独で誰かに縋りたくなる気持ちや、自分のために誰かを利用するズルさ、自分の生きている世界や自分自身にまったく関係ないと言い切れるかな……
陣治の愛情も、あそこ(ラスト)まで行くとやっぱり怖い……陣治も十和子に執着することで、自身の承認欲求を満たしてたんじゃないかな…
いい意味で、ずーんと心が重くなる作品でした。