Nちゃん

彼女がその名を知らない鳥たちのNちゃんのレビュー・感想・評価

3.3
下品で貧相、金も地位もない15歳上の陣治と暮らす十和子は、8年前に別れた黒崎のことを忘れられずにいた。
陣治に激しい嫌悪の念を抱きながらも、陣治の稼ぎのみで働きもせずに毎日を送っていた十和子は、黒崎に似た面影を持つ妻子ある水島と関係を持つ。
ある日、十和子は家に訪ねてきた刑事から黒崎が行方不明であることを告げられる。「十和子が幸せならそれでいい」と、日に何度も十和子に電話をかけ、さらには彼女を尾行するなど、異様なまでの執着を見せる陣治。
黒崎の失踪に陣治が関係しているのではないかとの疑いを持った十和子は、その危険が水島にまでおよぶのではとないかと戦慄する。


蒼井優がメンヘラっぽい貧相な安い女役を演じたら右に出る者はいないなー。
結局全部十和子が悪くて、その記憶自体を失くしていて、陣治が自分がやったことにしてくれていただけ。
全部を思い出した十和子だが、自分がしたことへの重圧を抱えきれず苦しんでいるとき、陣治が俺が全部背負うから俺を産んでくれといって飛び降りる。

正直、陣治が飛び降りたことで解決なんてしないのに、なんで飛び降りたんだろ。
十和子が一人残され、余計苦しむだけ。
あー水島を殺した犯人を陣治のせいにできるからか。
自分が行った償いはしっかりしろよ十和子。

このタイトルの意味がストーリーとどう関係しているのかわからない。
ラストの丘の上のシーンからやたら長かった。ラストがグダる。

黒崎、水島だけがクズだと思われがちだが十和子もじゅうぶんクズだけどな。
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