このレビューはネタバレを含みます
「彼女が知らない鳥の名は、希望」だと感じた。
どうしようんもない人間ばかりなので、最後まで夫が前彼を殺したものだと信じていた。が、裏切られた〜。役者さんたちの演技のうまさに脱帽!
作品中、人間の欲望丸出しの最低人間ばかりなので、夫の純粋さが、すごい際立った。
最後まで妻を愛し、妻のために命まで投げ打った。夫の純粋さ。
でも、その純粋さもある意味、マゾヒズム的な欲望を極限まで引き出した形で、他の登場人物と欲望を丸出しにしている状態は同じだったのかもしれない。
しかし、結果として、死のうとした妻の希望となったあたりが救われる部分であった。