このレビューはネタバレを含みます
冒頭汚い部屋で百貨店にクレームの電話を入れる蒼井優に一瞬であーーそっかそういう主人公だった確かにこれは "共感度ゼロ" だ ... とドン引いた。なのにラスト、陣治が柵から飛び降りた瞬間、スローモーションになった十和子の走馬灯に涙が止まらなくなった。2人にどういう出会いがあってなんで同棲し始めたのか、観てる側のそういう疑問があそこで一気に明らかになると同時に、こちらもまた "共感度ゼロ" な陣治の愛を目の当たりにする事になる,
側から見たらただの一目惚れでも陣治からしたら命より大きな一生分の愛だったんだなー やっぱり共感はできないけど共感してたら泣いてなかったのかな。
そしていつも目の前に常に居座ってた大嫌いな男の愛を知ってしまった十和子のあの後が気になる。陣治の最後の言葉を頼りに子供を産もうとするんだろうな 、、家帰ってきて蒼井優がニコニコでダンスする動画観ながら「良かったね(;_;)」って泣いた自分が一番共感度ゼロだったと思う。頑張れ十和子ーーーーー！！
クズだけどエロい松坂桃李とても良かった。十和子に刺された後の情けない感じとか上手すぎて笑ってしまう。パディントン ...
竹野内豊とあのおっさんのくだりは闇深すぎてサダヲの「十和子マンション買ったぞ！」と「俺を産んでくれ」に次ぐドン引き度だった。
何が言いたいかというと1人残らずハマりすぎでした。まだ4.5本しか観たことないけど白石監督の映画は妥協がなくて1シーン1シーンにこだわりと愛を感じてしまう！人間の汚い部分を神演出でしっかり映すのが好き。ハズレ無いな〜
